濡れても大丈夫な風呂敷は様々な用途で活用
日本では昔から荷物を包む役割として風呂敷を使ってきた歴史がありま
すが、
現在は風呂敷のサイズや使用される素材、デザインも多種多様と
なってきたため、
物を包んで持っていくという目的の他にも様々な用途で
活用できるようになってきて
います。
特に従来の木綿生地を使用したもの以外にも、発色豊かな仕上がりになる
ポリエス
テル生地など素材も異なり、その中でも注目されているのが撥水
加工がされている
ポリエステル生地を使用した風呂敷です。
本来は外出時に急な雨が降ってきた時など、天候の悪化により大切な荷物を濡らさ
ないために撥水効果のある生地を使用した風呂敷で包んで持ち歩くといった用途で
販売されていましたが、今は撥水加工もさらに進化しており
汚れが付着しにくく、
繰り返し洗濯をしても効果が落ちにくいといった機能性の高さから、育児をされている女性を中心に授乳時に使用する授乳ケープを始めとした用途で活用されています。
使用する前はコンパクトに小さく折りたたんでバッグに入れておくことが
できるので邪魔になりませんし、使いたい時は大判のサイズのものを両端を結び首から掛けるだけで、授乳もスムーズに行えて非常に便利です。
風呂敷は災害時に非常に役立つ
撥水効果のある大判の風呂敷は、育児をしている方にとって非常に役立つ
アイテム
であり、外出時に買い物で荷物が増えてしまったならサッとバッグから取り出して包めば簡易的なエコバッグとして活用することもできます。
災害時などでは授乳ケープで使用したり、子供を抱えて歩くのが大変な時には抱っこひもの代わりとして使用することも可能です。
抱っこひもで使う方法は、風呂敷を三角に折った状態で寝かせて両端を
結び、片方の腕と頭を輪に通して抱き上げるようにします。
そうすることで特別なアイテムが手元にない場合でも、応急処置として
活用することができるので最近は災害用のバッグに入れて準備をしている
という方も少なくありません。
販売されている商品には様々な素材が使用されていますが、水をはじく撥水効果のある加工がされているものは機能性とデザイン性に優れているので
日常使いも行えますし、小さな子供に使用するものだからこそ木綿など肌に優しい天然素材を選ぶのもおすすめです。
ただ様々な使い方ができる便利なアイテムであっても、いざ災害が起こって使おうとしたときに使い方がわからないといった状態になってしまう人も
少なくありません。
そこで日常生活で取り入れて慣れておいたり、メモに使い方をまとめておくのも1つの方法です。